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 8日関東では大気の状態が不安定となり群馬県で未明にかけて記録的短時間大雨情報が3回相次いで発表されました。そして栃木県では音楽イベントの会場でスタッフ9人がけがをしました。落雷によるものとみられています。

■ライブ会場に落雷 9人けが

 辺りにとどろく、雷鳴。稲妻がはっきりと確認できます。 アナウンス
「お客様、大変申し訳ありませんが、中央の避難エリアの方に移動をお願いいたします」  8日栃木県真岡市で行なわれたライブ会場で撮影された映像では、カッパを着て、しゃがみこむ大勢の観客に容赦なく打ち付ける激しい雨。そして…。 ライブに訪れた人
「3時半ころからちょっと雨が降り出しまして、だんだん雨脚が強くなってきたところで、雷も鳴り始めたって状況でした」

 会場にはおよそ1万2000人が訪れていました。

 雷が落ちたのは午後4時20分ごろ、その時ライブはすでに中断していたといいます。雷を間近に目撃した人はこのように話しました。

ライブに訪れた人
「サンボマスターのライブが終わった瞬間に雷が鳴り始めて、スタッフさんのほうで『木のそばにいないでください』と、『雷注意報が出ています』っていうふうなことを言われまして、かなり近いところに3、4発大きいのがきて、救急車なんかもその後来てたので、びっくりしましたね。怖かったですね。今まで経験したことないくらい、でかかった」

 雷は、清掃スタッフが待機していたテントのすぐそばに落ち、9人が手や足のしびれを訴え、うち6人が救急搬送されましたが命に別状はなかったといいます。

 テントのそばには、雷が落ちたと思われる裂けた木が。 ライブに訪れた人
「ドーンの前にパチッという音が目の前の木でしまして、同時に光と音が鳴ったという感じでした。皆さん、驚きの声を上げて、悲鳴みたいな感じで声を上げていましたね。ちょっと命の危険を感じましたね」

 ライブに訪れた人は、ここまでの雷雨になるとは全く想定していなかったと言います。

ライブに訪れた人
「お昼くらいは暑くて暑くてカラカラに暑かったですね。全く降らないと思っていました。雨具なんかも売ってたんですよ。雨具なんて、きょういらないじゃんって思いました」

 ライブは、悪天候のため中止になりました。

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■吹き飛ぶテント、道路冠水し危険な状態に

■吹き飛ぶテント、道路冠水し危険な状態に

 天気の急変は埼玉県でも。

 公園でバーベキューを楽しむ人たちのテントを突風が襲います。次々と倒れていくテント。現場からは悲鳴も上がりました。撮影していた人は次のように話します。 撮影者
「こんなに大きいテントがいくつも飛ばされるんだと思いました」  突風が起きる少し前、遠くの空は暗くなり、雨柱が立っていました。その5分後には突然地面をたたきつけるような雨。奥には逃げ惑う人も見られます。 撮影者
「午後は雨降るかもしれない予報は知っていたんですけど、ほぼ曇りの表示だったので、行ってみてゲリラ雷雨は突然くるんだなと思いました」  宇都宮市では道路が冠水。道路中央のマンホール2カ所から水柱が上がっています。

 行き場を失った子どもがフェンスを上り、少しでも高い所へと避難する様子が。

 走行する車もタイヤが水に浸かり大きく水しぶきを上げ、危険な状態に。 撮影者
「マジー。えー」
「高いところ行かないとまずいまずい」
「やばいやばい、何でこんなに冠水してるの」
「止まると止まる止まる、ガチで止まる」

 夜になって、群馬県では記録的短時間大雨情報が3回にわたり出されるなど、今後も厳重な警戒が必要です。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年9月9日放送分より)

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