能登半島地震で被災した石川県輪島市の棚田「白米千枚田」で7日、県立輪島高の生徒やボランティアらが稲刈りをした。維持管理する白米千枚田愛耕会のメンバーから説明を受けた後、参加者は和気あいあいとした雰囲気の中、たわわに実った黄金色の稲を手作業で刈り取っていった。  地震で千枚田はひび割れが生じるなど、約千枚のうち約8割に被害が出た。無事だったり、修復が完了したりした約120枚には稲が植えられ、収穫の時期を迎えた。同県珠洲市から訪れた米農家松本恵さん(52)は「今年は米作りができないと思っていたので、感無量」と笑顔を見せた。  収穫した稲は、10日前後天日干しした後、精米される。


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