大垣市のNPO法人「フードバンクぎふ」は、500世帯を超える生活が苦しい家庭に、企業などから寄付された食糧を無償で提供していますが、全国的な品薄を背景にコメの寄付が激減しています。
これまで大手ドラッグストアから毎月60キロから70キロほど、店頭で売れ残ったコメの提供を受けていましたが、ことし5月以降は売り切れてしまい、寄付がありませんでした。
このためSNSなどで支援を求め、投稿を見た農家や個人からコメを届けてもらいましたが、いまも不足は続いていて、これまで1世帯当たり毎月5キロ配っていたコメを、7月からは2キロに減らさざるをえなくなったということです。
物価高などを背景に、食糧の提供を求める家庭は増加傾向にあるということで、「フードバンクぎふ」の船田伸子理事は「利用者には子育て世帯が多く、主食の需要は高いため、コメの品薄はとても深刻です。みんなが安心して暮らせるよう、ぜひ支援してほしい」と協力を呼びかけています。
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