■9月も台風シーズン続く 11号は今年最も発達した台風に
きょう6日午前9時現在、日本付近には台風が2つあります。1つは南シナ海の台風11号「ヤギ(山羊座から命名)」です。猛烈な勢力で南シナ海を進んでおり、中心気圧は915hPa。今年最も発達した台風となりました。このあとも発達を続け、6日夜には中心気圧が905hPaまで下がり、中国の海南島方面へ進む予想です。日本への直接の影響はないものの、日本の基準でいえば特別警報級の台風となっているため、中国では大きな影響が出そうです。
一方、きのう5日午後3時、日本の東で台風12号「リーピ(ラオス南部の滝の名前から命名)」が発生しました。こちらも日本への直接の影響はなく、あす7日にも温帯低気圧に変わる予想です。
ただ、日本の南海上には積乱雲がたくさん発生していて、これらの雲が今後渦を巻くようになれば、台風の卵となる熱帯低気圧になるかもしれません。9月は日本に上陸する台風が年間で最も多い月です。今後も台風情報に注目です。
■6日は東日本で猛暑戻る 都心で猛暑日なら9月として4年ぶり
きょう6日は関東から西で晴れている所が多く、日差しのもと気温が上昇中です。西日本だけでなく、東日本でも猛暑日になることが予想されていて、名古屋や甲府など、年間の猛暑日日数過去最多記録を更新しそうです。東京都心も35℃予想で、猛暑日になれば9月としては4年ぶりです。また、気象庁は6日、「長期間の高温に関する全般気象情報」を発表しました。東日本と西日本では、7月上旬から気温の高い日が多く、記録的な高温となっている所があります。気温の高い状態は、今後さらに1カ月程度続くと見込まれています。さすがに40℃に迫るような暑さが連日続くことは考えにくいですが、朝晩涼しくなってきたからといって油断せず、熱中症の予防を心がけてください。
■週末は東日本中心にゲリラ雷雨注意
来週にかけて、秋雨前線が南下する予想です。前線に向かって湿った空気が流れ込むため、土日は東日本を中心に大気の状態が不安定となりそうです。お休みでお出かけの予定がある方をはじめ、たまった洗濯物を外に干そうと計画している方など、急な強い雨や落雷など天気の急変にお気をつけください。 この記事の写真を見る(2枚)鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。