秋篠宮家の長男悠仁さまは6日、18歳の誕生日を迎えられた。成年に当たっての感想を宮内庁を通じて文書で公表し、「学びを深め、成長していきたい」などと記した。

男性皇族が成年となるのは、父の秋篠宮さまが20歳となった1985年以来39年ぶり。悠仁さまは筑波大付属高校(東京都文京区)3年生で進路選択を控えており、成年式は2025年3月の高校卒業後の適切な時期に行う。

文書で悠仁さまは「幼稚園や小学校、中学校に通っていた日々がついこの間のことのよう」と振り返り、「時が経つのは早いと実感しています」とつづった。

秋篠宮ご夫妻と姉の小室眞子さん、佳子さまへの感謝の言葉も述べ、「今は最終の学年として、進路実現に向けて努めつつ、残り少ない高校生活を大切にしたい」との気持ちを表した。

宮内庁によると、この1年では、2年生の秋の修学旅行で沖縄県を訪れ、平和について学び、離島での民泊も体験。高校での「総合的な探究の時間」では「トンボの産卵に適した植物」のテーマで研究し、2月にポスター発表も行った。

昆虫などやその生息環境を調べる「自然誌」に強い関心があり、この分野を学べる大学への入学を目標にしている。勉強との兼ね合いで頻度は減っているものの、トンボの観察も継続している。

能登半島地震の被災者の暮らしを案じ、4月にはご一家で、ボーイスカウト日本連盟に加盟する青年らから、被災地での支援活動について説明を受けた。

18歳の誕生日を迎えられる秋篠宮家の長男悠仁さま=7月15日、東京都港区の赤坂御用地(宮内庁提供)

自身で植えた植物「ヒメガマ」を観察される秋篠宮家の長男悠仁さま=7月15日、東京都港区の赤坂御用地(宮内庁提供)

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