おととし9月5日牧之原市にある認定こども園「川崎幼稚園」の駐車場に止められた通園バスの車内に、河本千奈ちゃん(当時3)がおよそ5時間にわたって置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなりました。
事件から2年の5日、こども園の駐車場に献花台が設けられ、訪れた人が花や飲み物などを手向けて、千奈ちゃんを悼んでいました。
静岡市から訪れた夫婦は「こんなに暑い中で取り残されたと思うとかわいそうでならない。安全装置などの対策は進んだが最後は人の目での確認が重要だと思う」と話していました。
岐阜県大垣市から訪れた、幼い孫がいるという60代の女性は「重大な事件だと思うので、風化させてはいけないと思います」と話していました。
この事件をめぐってはことし7月、静岡地方裁判所が、業務上過失致死の罪に問われた元園長に禁錮1年4か月の実刑、元担任に禁錮1年、執行猶予3年の判決を言い渡し、その後確定しています。
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