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 4日、千葉県市原市を通る国道が陥没し、発生から丸一日経っても通行止めが続いています。前日の猛烈な雨が影響した可能性があります。

■一都3県を結ぶ国道16号

 片側2車線の道が、幅15メートル、長さ5.5メートルにわたって陥没。物流の主要道路にもなっている国道16号が、4日午前9時30分ごろから上下線ともに通行止めとなりました。  国道16号といえば、一都3県をぐるりと結ぶ、首都圏の大動脈です。 現場周辺のガソリンスタンド 灯油・軽油配達専門パートタイマー
「陥没なんて聞いたことがない。ここの道路がなくなったら大変。動脈だから」  迂回(うかい)路では大渋滞が起きていました。

 影響は国道16号沿いの飲食店でも。

現場周辺のラーメン店 店主
「(きょうは)暇です。この並びの店はみんな暇。店員がみんな出てきて、のぞいていた。何があったか分からなかった」

 ラーメン店では閑古鳥が鳴いていました。

地元の人
「地元だから、くるっと回って(店に)来られたけど、そのまま(渋滞に)並んでいたら嫌になる」

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■5日昼ごろまでに上下線ともに復旧を調整中

■5日昼ごろまでに上下線ともに復旧を調整中

 一体なぜ陥没したのでしょうか?

 市原市では3日、1時間に87ミリという猛烈な雨を観測しました。

地元の人
「窓開けた瞬間、全部くらうぐらい横殴りだった。20センチ、30センチくらいたまって冠水していた」  市原市の一部では、冠水するほどの激しい雨が降りましたが、陥没していた道路の周辺では、冠水はなかったといいます。

 国土交通省は、陥没した場所にも原因があるとみています。

千葉国道事務所 須藤爾千葉出張所長
「大雨降った後に、地下水の影響で下の道路の路盤材が流されてしまう現象が結構、陥没の原因として多い」  実は、陥没した道路の下には水路が通っています。陥没後に落ちた土とみられるものが流れ出ていました。 須藤千葉出張所長
「恐らく、今見た感じではその水路自体が沈んでしまっている。こういう丸い管が沈んだのかなと。沈むと、上の道路が下に引っ張られて折れてしまい、陥没みたいな感じ」  現場では夜を徹して作業を行っていて、5日昼ごろまでに、上下線ともに復旧できるよう調整しているということです。

(「グッド!モーニング」2024年9月5日放送分より)

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