日本新聞協会は4日、2024年度の新聞協会賞を発表した。日本経済新聞社の「OSINT(オープンソースインテリジェンス)と3D表現技術による新たなデジタル報道手法の開拓」(OSINT取材班、代表者は山本博文・先端ビジュアルセンター記者)を含む6件を選んだ。
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日経の成果は電子版のコンテンツ2本。23年7月公開の「原発処理水を海洋放出へ 福島第一、廃炉へ新段階」は世界が注目する放出の仕組みを3Dモデルで視覚的に分かりやすく解説した。24年1月公開の「JAL機炎上、そのとき何が 検証・羽田空港衝突事故」は異例の事故の瞬間を同様の手法で再現した。
インターネット上などの公開情報を収集・分析するOSINTの技術も使い、デジタル時代ならではの報道の先駆的なスタイルを示した。
授賞式は10月16日に秋田市での新聞大会で開く。
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