香川県が発注した土木工事の一般競争入札で談合を繰り返したとして、公正取引委員会は3日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、高松市の建設業者数十社を立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。
関係者によると、立ち入り検査を受けたのは、いずれも高松市に本店を置く村上組、東讃建設、野崎組など。ほとんどの社は2002年にも、県発注工事の入札で談合したとして、公取委から処分を受けている。
各社は遅くとも19年度以降、高松市や香川県直島町で行われる土木工事の入札で受注調整した疑いがある。受注予定の社は予定価格の95%前後で入札し、それ以外の社はより高い価格で入札していたとみられる。
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