犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負うグループが摘発された事件で、大阪府警は2日、リーダー格とみられる池田隆雅容疑者(38)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの疑いで逮捕した。

府警は7月に池田容疑者を公開手配。シンガポールから関西国際空港に帰国したところを逮捕した。

逮捕容疑は2021年11月〜23年6月、他のメンバーと共謀のうえ、実態のない会社名義の口座を開設し、詐欺など犯罪収益210万円を含む計約559万円を送金するなどした疑い。

府警によると、グループは収納代行業を自称した富山市の会社「リバトン」を中心に構成し、約40人で活動。500社4000超の法人口座を管理下に置き、少なくとも700億円の資金洗浄に関わっていたとみられる。

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