1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を悼み、市民団体が千葉県船橋市で1日に開いた式典に、千葉県の熊谷俊人知事が弔電を送っていたことが2日、分かった。県によると、熊谷知事が就任後に朝鮮人虐殺の追悼式に弔電を送るのは初めて。

 県健康福祉政策課によると、弔電は「関東大震災で犠牲になられた全ての方に対し、心から哀悼の意を表します」との内容。主催団体側から式典の案内が来たため、弔電を送った。同課の担当者は取材に「虐殺は悲惨な出来事で、繰り返してはならない」と話した。

 朝鮮人虐殺犠牲者への対応を巡っては、東京都の小池百合子知事は、都内で1日に開かれた式典に、8年連続で追悼文を送らなかった。

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