猛暑の影響で価格が高騰している卵。
実際に店頭でも高くなっているものを、スーパーアキダイの秋葉弘道社長に聞きました。
――やはり卵は高くなっているんですか?
スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
暑さの影響で(鶏が)水ばっかり飲んでしまって、餌を食べないので、卵の個数も少ないですが、大きさが小さくなってるんです。
スーパーアキダイでは、2Lサイズの卵を226円で売ってるんですが、平年だと198円ぐらいなので大体30円近く高くなっています。
――猛暑の影響をスーパーで感じることはありますか?
スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
夏野菜の代表的なゴーヤやオクラは、西の方の産地が多いです。
そういうものが台風10号の影響でものが来ない、となると値段が上がってしまう。
オクラの値段は150円ぐらいですが、この間まで88円でした。
ゴーヤも2日は138円ですが、平年は98円や100円ぐらいで売っているので、軒並み3~4割ぐらい上がってしまってる状況です。
――今、“令和の米不足”とも言われているが、その辺りの値段はどうでしょうか?
スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
やはり、ちょっと高いです。
入荷は2日にもあって、だんだんお店に新米が並び始めていますので、ものとしてないという心配はなくなってきたなと感じます。
一時的には、ものが並んでいないというのが普通の状況だったので、徐々に安定してきているかなと思います。
ただ、価格としては3割ぐらい上がっている状態がずっと続いています。
――価格は今後、少しずつ落ち着いてきますか?
スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
新潟のお米が米どころなので、その辺が出回る大体9月の半ばぐらいには、全国的に出てくると思います。
そうすれば、さらにお米の種類も増えて安定してくる。
値段の方は、平年並みまで下がるかというと、ほとんど平年並みまで下がるということはないです。
普通は去年のお米と、ことしのお米が流通して成り立っている流通量が、2024年は、2023年のお米がほとんどないわけですから、新米だけになると流通量としてはボリュームがないので、値段が下がるということはないです。
――台風前の備えとして買いだめするお客さんとか、むしろ逆に大雨の中で全然来てくれないのかとか、客足の安定はどうなんですか?
スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
お米というのはないからこそ、みんな慌てて買っていた部分もあるんですよ。
いろいろな災害があるから備蓄をしようという人も結構いました。
最近は異常なぐらい売れてたので、食べて売れているかというと、どちらかというと備蓄してる需要が多かったなと感じます。
――お買い得なものはあるんでしょうか?
スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
秋になって出てくるもの中で、レンコンはこの数年間で一番安いです。
大体平年100g当たり78円のものが48円。
後はサツマイモも旬で、新物が出てきました。
新物なので水が出ているような状況で、これから先、さらにおいしくなってきますので、非常に値段もある程度安定して、安いけれれどものもいいです。
後は、シャインマスカット。値段は平年並みですが、2024年は暑さの影響で非常に糖度が高く、8月に比べれば500円ぐらい安くなってます。
後は味覚の秋でカボチャとか栗、秋ナス、この辺が平年よりも非常にお安くなっていていいなと思います。
――今のうちに食べておいたほうがいい野菜はありますか?
スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
トウモロコシです。ずっと高温障害の影響もあって、ずっと7月、8月の安いころに高かったのですが、最近になって値段が2割ぐらい下がった上に、実はものも非常においしいいいものが出ています。
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