行政処分を受けたのは、川崎市中原区にある有料老人ホーム「サニーライフ川崎」です。
市によりますと、この老人ホームではおととし11月から去年2月までの間に、少なくとも4人の職員が利用者6人に対し、必要性がないにもかかわらず、ベッドを柵で囲って降りられなくしていたということです。
また一部の利用者に対し、手の届かないところにナースコールを置いたり、「汚い」などと罵倒したりしていたということです。
おととし11月にこの施設について「虐待が行われている」という通報が寄せられ、市が職員から聞き取りを進めていました。
市は、虐待が恒常的に行われ、虐待を防ぐための組織的な対応も取られていなかったとして、新たな利用者の受け入れを来月から3か月停止するなどの行政処分を行いました。
老人ホームを運営する川島コーポレーションはNHKの取材に対し「ご利用者とご家族にご心配をおかけし、おわび申し上げます。現在、再発防止策を講じているところです」とコメントしています。
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