9月1日は「防災の日」です。
都内では約300人が参加して、車中避難を疑似体験するイベントが開かれ、親子連れなどがそのノウハウを学びました。
車で避難生活を送る車中避難を疑似体験するイベント「ドライブイン避難訓練」には、親子連れなど約300人が参加し、車内での注意点や快適に過ごすためのノウハウなどに耳を傾けました。
参加した人からは「電気が止まったときに、車に乗ればエアコンとか使えるなと頭にあったので」「(東日本大震災の時)車中泊は、1泊だけしたって感じでした。車に食べ物とかは1日~2日分は持っていた方が良いかな」などの声が聞かれました。
2016年、観測史上初めて、2度にわたって最大震度7を観測した熊本地震。
このとき、避難者の実に74%が車中避難を余儀なくされました。
その一方で、車中避難にはエコノミークラス症候群など、体調の悪化を危惧する声も上がっています。
阪神・淡路大震災を経験 看護師・幾島浩恵さん:
からだを動かさないと喉の渇きも感じにくくなる。なので、意識して水分を取ることが大切です。
狭い場所で長時間、足などをあまり動かさずに過ごした場合に起こるエコノミークラス症候群。
それを防ぐ方法の一つが、「車中避難エクササイズ」です。
狭い車内でも足の指を動かしたり、ふくらはぎをマッサージして血流をよくするのが効果的だといいます。
参加者:
すごく覚えやすくて簡単にできたので、車で旅行に行くときとかも使えて良いなと思った。
他にも、防災備蓄グッズの販売コーナーや防災備蓄フードコーナーなども。
満タン&灯油プラス1缶運動 プロジェクトチーム・三橋竜介さんは「こうした体験型のイベントを通じて、普段からの備えにつなげていただければなと思う」と話しました。
いつ起こるか分からない災害。
普段から十分に備えることが重要です。
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