岸田政権が敵基地攻撃能力(反撃能力)保有など安全保障政策の転換を進める中、護憲派グループが5月3日、「武力で平和はつくれない! とりもどそう憲法いかす政治を 2024憲法大集会」を東京都江東区の東京臨海広域防災公園で開く。主催する実行委員会が25日発表した。  2015年に横浜市の臨港パークで初めての集会を開いて以来、今年で10回目の節目となる。法律家育成を目指す「伊藤塾」塾長の伊藤真弁護士、安全保障に関する民間シンクタンク「新外交イニシアティブ」代表の猿田佐世弁護士がスピーチ。第1回集会の登壇者に大学生がインタビューする「青空トーク」もある。

憲法大集会について記者会見する護憲派グループの関係者ら=25日、東京都千代田区で

 実行委員会の関係者は「憲法の理念である平和主義、基本的人権をないがしろにする政府の施策に対し、平和を求める市民の声を届けたい」と話した。  集会は午後1時開始。集会前の午前11時から、トークやライブ、子ども向けのたこ作りやたこ揚げなどのイベントもある。  問い合わせは、実行委の構成団体の一つ「戦争をさせない1000人委員会」=電03(3526)2920=へ。(服部展和) 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。