上野動物園のジャイアントパンダでオスの「リーリー」とメスの「シンシン」は、双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」の親で、ことしで19歳となりました。

都によりますと、「リーリー」と「シンシン」について、去年から2頭とも高血圧の症状が確認され、降圧剤を投与しても改善が見られなかったということです。

協定では再来年まで飼育管理されることとなっていましたが、都と中国側との協議の結果、生まれ育った環境での治療が望ましいとして9月29日に返還されることが決まりました。

これを前にお別れイベントが行われ、9月3日からはパネル展が、9月15日からはオンラインで2頭へのメッセージ募集が始まります。

また、観覧できるのは返還される直前の9月28日までで、28日午後3時からの最終観覧は抽せんとなっていて、申し込みはインターネットで9月3日から受け付けることにしています。

小池知事は30日の会見で「寂しい気持ちを抱く人もいると思うが、リーリーとシンシンの健康を考えると温かく見守っていただくのがよいと考えている」と述べました。

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