国土交通省

 国土交通省は30日、現金では運賃を支払えない路線バス「完全キャッシュレスバス」の実証運行に、18事業者の29路線を選んだと発表した。11月1日から順次開始し、各地での本格導入に向けて効果や課題を検証する。  運行するのは関東自動車(宇都宮市)の7路線や北陸鉄道(金沢市)の周遊バス、西日本鉄道(福岡市)の2路線など。「空港路線や、企業関係者など利用者が限定的な路線」「外国人や観光客が多い」「すでにキャッシュレス決済の比率が高い」といった基準に該当し、現金が使えなくても混乱が少ないとみられる路線を選んだ。  国交省は当初、10路線程度を想定していたが、前向きな事業者が多く計29路線になった。


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