中国軍機による領空侵犯が初めて確認された問題を巡り、防衛省制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は29日の記者会見で「中国の軍事活動が、地域を拡大し活発化している一環として、今回の位置で行われているのではないかと認識している。大変注視している」と述べた。中国軍のY9情報収集機は長崎県の男女群島沖で26日、約2分間にわたり領空侵犯した。
吉田氏は、2012年に沖縄県の尖閣諸島周辺で中国国家海洋局の航空機による領空侵犯があったことに言及。今回の侵犯について「さらに九州本土に近いところで、起きているということに注目している」と警戒感を示した。「意図、目的について確たることは言えない」と話した。
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