沖縄県名護市辺野古沖の大浦湾で、くい打ち作業をするクレーン船=20日
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤の広がる大浦湾側で今月始まった本格工事に関し、県は29日、防衛省沖縄防衛局から「県との協議は尽くされた。環境に配慮しながら工事を進めていく」との、協議打ち切りの通告が28日にあったと明らかにした。県は環境保全などの調整が付いていないとして、工事の中止を求めていた。 県の担当課は「協議が完全に打ち切られたと受け止める。今後の対応を検討する」としている。 県によると2月以降、県と防衛局は協議を続けてきたが、6月18日に防衛局は8月以降の本格工事の開始を伝達。県は今月22日、協議の継続を求めて防衛局に行政指導していた。
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