長野地方気象台によりますと、長野県では、南から暖かく湿った空気が流れ込んで、30日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
■雨の予想
長野県では、29日昼過ぎから30日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
・29日に予想される1時間降水量（多い所で）
北部 30ミリ
中部 30ミリ
南部 30ミリ
・30日に予想される1時間降水量（多い所で）
北部 20ミリ
中部 20ミリ
南部 30ミリ
・29日午前6時から予想される24時間降水量（多い所で）
北部 80ミリ
中部 100ミリ
南部 120ミリ
・その後、30日午前6時から予想される24時間降水量（多い所で）
北部 60ミリ
中部 80ミリ
南部 150ミリ
■災害に警戒を
長野県では、29日昼過ぎから30日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
今後発表する防災気象情報に留意してください。
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