25日未明、新上五島町で住宅2棟を焼く火事があり、焼け跡から男性1人の遺体が発見されました。

火事のあと、住人の1人と連絡がとれなくなっています。

KTN記者
「発生から7時間以上が経過していますが、あたり一面焦げ臭いが漂っています。屋根からはまだ白い煙が上がっています」

警察によりますと25日午前3時45分ごろ、新上五島町青方郷で「火事です、放火です」と住人から通報がありました。

火は約4時間後に消し止められましたが、木造2階建ての長屋1棟が全焼し、隣り合う住宅1棟も半焼しました。

目撃者
「3時半過ぎに近くの男性がサッシの網戸を叩いて、起きろ起きろ、と言っていた」

火事の後、全焼した長屋の焼け跡からは男性1人の遺体が見つかっています。

長屋には2世帯3人が住んでいて、1人は不在で、もう1人は逃げ出して無事でしたが、無職の竹山茂雄さん(81)と連絡が取れなくなっています。

半焼した住宅の2人にケガはありませんでした。

近所の人は「ガラスが割れる音がして、その方向を見ると人影が見えた」と話していて、警察は、放火の可能性も視野に調べると共に、遺体の身元の確認を進めています。

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