9月1日の防災の日を前に、警視庁は28日、首都直下地震が起きたと想定し、近隣県警から広域緊急援助隊の派遣を受け入れる訓練を東京都内で行った。早期に体制を整え被災者支援などに取り組めるよう、茨城、栃木、群馬の3県警と合同で活動拠点に移動するまでの流れを確認した。
派遣部隊の集合場所に指定されている江戸川区の葛西臨海公園で、駆けつけた3県警と警視庁のパトカー計11台が合流。約4キロ離れた活動拠点の清掃工場に向け出発した。
1月の能登半島地震では、無線トラブルなどで派遣部隊の現地到着が遅れるケースがあった。警視庁の担当者は「人命救助のため、早急に被災地に展開することが重要だ」と強調した。
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