ジェイアイ損害火災保険(東京都中央区)が7月上旬に全国の20~60代を対象に実施したアンケート調査(1000サンプル)で、60.3%の人が災害に不安(「とても」「やや」の合計)を感じていることが分かった。

不安と回答した割合は、30代、40代、50代は64~65%だったのに対して、20代と60代は50%代の前半で年代による違いがあった。特に、20代は「全く不安はない」と回答した割合が22.5%もあった。

不安に思う災害(複数回答)は「地震」88.9%が圧倒的に多く、風災、水災が続いた。

「災害によって何を失うことが不安か?」の設問に対しては、「自身の生命や健康」66.0%、「家族・知人の生命や健康」66.4%、「家・家財・車などの財産」63.8%のの3つが僅差で上位を占めた。

災害について今後入手したい情報(複数回答)は、災害前に関するものとしては「備蓄量の目安」、災害時に関するものでは「安否確認方法」がトップだった。

災害時は通信環境が極端に悪化する場合があり、ジェイアイ損害火災保険は、災害用伝言ダイヤル(171)・災害用伝言版(web171)の活用を呼び掛けるとともに、「災害地域への連絡は最小限にする心がけなども求められる」としている。

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