総合重工業大手IHIの子会社IHI原動機(東京)が船舶向けエンジンなどの燃料消費率データを改ざんしていた問題で、国土交通省は25日、船舶安全法に基づき、新潟市と群馬県太田市にある同社工場を立ち入り検査した。同社から受けた不正の報告について、事実確認を進める。
新潟市にある同社新潟内燃機工場には午前9時35分ごろ、国交省の職員5人が検査に入った。
IHIは24日、IHI原動機がエンジンを出荷する際、顧客に提出するデータを改ざんしていたと発表。確認できる2003年以降、出荷した船舶向けエンジンの8割以上に当たる約4200台で改ざんがあり、一部は顧客向けの仕様値を満たしていなかった。
IHI原動機新潟内燃機工場に立ち入り検査に入る国土交通省職員ら=25日午前、新潟市
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