県立熊本工業高校1年生の生徒が自ら命を絶った問題で、熊本県教育委員会は26日、臨時の県立学校長会を開き、白石教育長が部活動の指導体制の見直しなどを指示しました。

この問題は2022年10月、県立熊本工業高校に通う1年生の生徒が自ら命を絶ったもので、亡くなった生徒は部活動での人間関係に悩みがあるなどとして、担任や部活動の顧問に相談していました。

熊本県教育委員会は2022年11月に第三者委員会を設置し、調査を実施。

8月21日、第三者委員会は部活動中の行為など5件を「いじめ」と認定し、自殺との因果関係も認められると県教委に答申。また、「顧問を中心とする学校の体制にこそ、本質的な問題があった」と指摘しました。

これを受け、熊本県教育委員会は26日、臨時の県立学校長会をオンラインで実施しました。

【白石 伸一 県教育長】
「決して当該校の特別な問題と考えることなく、どの学校もどの部活でも起こりうる問題としてしっかり受け止めてもらいたい」

そして、白石教育長は部活動などで理不尽な指導がないか定期的に点検を行うなど、見直しを行うよう指示しました。

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