長崎市で開かれた報告会には、「高校生平和大使」を務める22人が出席しました。
高校生たちは、全国各地で1年かけて集めた核兵器廃絶を求める、およそ9万6000人分の署名をスイスにある国連のヨーロッパ本部に届け、23日に帰国したばかりです。
報告会の中で、生徒たちは、
▽軍縮の担当者から「核兵器廃絶を訴え続けるには若者の力が必要だ」と声をかけられたことや
▽レセプションで、各国の代表と核兵器廃絶をめぐって意見を交わしたことなどを説明しました。
また、長崎西高校2年の大原悠佳さんは「意見が異なる人たちと対話し、その背景を知ることが重要だとわかった。どのように伝えれば被爆者の思いを、多くの人の心に残すことができるのか考え、核も争いもない、持続的な平和をつくっていきたい」と述べました。
会場を訪れた被爆者の山川剛さん(87)は「被爆者が高齢になる中で、若者の活動力は希望の証しです」と話していました。
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