那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の沖縄県浦添市への移設に向け、防衛省沖縄防衛局は23日、埋め立て予定海域で地質を調べるボーリング調査に着手した。防衛局への取材で分かった。政府関係者によると、軟弱地盤の有無などを確認する。県も容認姿勢を示しており、作業が本格化した。
防衛局は7月、計画の環境影響評価(アセスメント)を進める上で必要な初期の手続きとして「配慮書」を公表。海底の不発弾を調べる磁気探査も始めていた。
日米両政府は昨年4月、浦添ふ頭地区の沖合約49ヘクタールを埋め立てて代替施設を造る計画に合意。施設には事務所など計17の施設が配置される予定。
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