107人が死亡したJR福知山線の脱線事故から25日で19年です。事故現場では、追悼の祈りが捧げられました。

 (小原隆史記者報告)
 慰霊式は、事故現場に整備された「祈りの杜」で営まれ、遺族やけがをした人、JR西日本の役員など300人以上が参列しました。

 事故が起きた9時18分には、電車が衝突したマンションに向かって、多くの人が黙祷(もくとう)しました。

 JR西日本は未曾有の事故を起こした車両の保存施設を大阪府吹田市に整備中で、来年12月ごろ完成予定です。

夫を亡くした原口佳代さん
「『会いに来たよ』『一緒に帰ろう』って思いで、毎年この日を迎えています。寂しい思いと会いたい思いは、ずっと一生続くと思います」

 この日起きた事故を忘れず、安全・安心を最優先する社会が求められています。

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