沖縄電力によると、25日午前3時10分ごろ、沖縄県宮古島のほぼ全域にあたる約2万5500戸で停電が発生した。同日午前9時20分現在、復旧のめどは立っていない。同日午前7時20分ごろに一部で復旧したが、数分後に再び全島で停電した。

 同社は事故復旧対策本部を設置し、島内にある発電所や送電線などの設備を調べているが、原因は特定できていないという。

 県立宮古病院は、外来診療の終日休止を決め、救急患者の受け入れている。宮古島徳洲会病院も、救急患者のみ受け入れている。

 県警宮古署によると、島内の信号機がほぼ消えており、主要交差点で警察官による交通整理をしている。電力復旧までの間、運転免許センター宮古支所の業務も停止する。

 宮古島市教育委員会によると、市内にある16の小学校、11の中学校はすべて通常通り登校した。ただ、停電の影響で水道が使えないという情報もあり、今後、授業を続けるかは各学校の校長に判断を委ねている。給食の調理施設は市内に5カ所あるが、すべて停電しており、給食の停止は決まっているという。

 スーパーの「マックスバリュ」は宮古南店と宮古西里店で臨時休業している。

 宮古空港によると、自家発電で対応しており、航空機の離発着に問題はないという。

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