執行猶予期間中に酒気帯びで車を運転したとして、道路交通法違反の罪に問われた元岐阜県川辺町議の佐伯瞬被告(36)=同町=の判決公判が21日、名古屋地裁であった。平手健太郎裁判官は「知人から飲酒運転となることを指摘されていたのに帰宅のために飲酒運転をし、強い非難に値する」などとして、懲役6カ月(求刑懲役8カ月)の実刑判決を言い渡した。
判決は、被告が3カ所の飲食店などで相当量の飲酒をした後に中央線をはみ出して運転したり、自動車と衝突事故を起こしたりするなどした点を「危険性の高い犯行」と指摘。2021年に詐欺などの罪で有罪判決を受け、執行猶予期間中でもあり、「刑事責任は重い」などとして実刑が相当だと結論づけた。
判決によると、被告は5月22日午前2時19分ごろ、愛知県小牧市の道路で、酒気帯び状態で乗用車を運転した。被告は昨年の町議選でトップで初当選し、今回の事件後に辞職している。
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