台風9号などの影響で大気の状態が不安定となり、19日は帰宅時間に各地でゲリラ雷雨が発生し道路が冠水したり、停電したりするなど被害が出ました。20日も大気が不安定な状態が続くということで警戒が必要です。
■すねまで水に 停電も
関東各地で発生したゲリラ雷雨。茨城県水戸市では、大きな音を立て暗闇を切り裂くように稲光が走ります。 その後、雨風は激しさを増し、この激しい雷雨で道路は一気に冠水。 激しい雨風が降りつけるなか、左車線を通行しないように誘導します。その後も、雨はおさまることなく降り続き、すねまで水が浸かってしまう状況に。 誘導員が看板を移動させていたその時、突然辺りは真っ暗に。その後、電気はついたものの道路は通行止めに。さらに辺り一面が水に浸かり、車道と歩道の境目が分からないほどに。この激しい雨の中、歩道に設置していた旗を回収する男性の足元は水に浸かってしまっています。中には大きなビニール袋を頭からかぶり、片付けをする男性の姿もありました。
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■滝のような雨 駅から出られず…■滝のような雨 駅から出られず…
都内でも帰宅ラッシュを直撃したゲリラ雷雨。パイプから大量の水が道路に流れ、車が通る度に、たまった水が大きく波打ちます。 地面にたたきつける大粒の雨に、吹き荒れる風。駅を出るタイミングを失ったのか、2階の窓から外の様子を伺う人たちも。突然の激しい雨に、傘をさしながらも、小走りで屋根のある場所に移動する人々。雨だけでなく、風も強く吹き、傘があおられるのを必死でこらえます。 階段横の溝を滝のように流れる雨水。そのまま道路に流れ込みます。次のページは
■合わせて4万軒近くが停電■合わせて4万軒近くが停電
激しく降る雨で、先が見渡せないほど白くかすんでいます。埼玉県の至る所でゲリラ雷雨が発生しました。 嵐のように吹き付ける横殴りの風。雨が降っていなかった場所は突然大雨に見舞われ、坂戸市では大雨の影響で道路が冠水。車は川の中を走るように、水しぶきを上げて走行します。時に、その水しぶきは対向車にかかりそうになるほどです。 上尾市を取材中のスタッフも、前を走っている車も霧がかかったように先が見渡せない状態です。 雷が鳴り響き、道路は瞬く間に雨水で浸かっていきます。水が湧きだすようにあふれ出し、排水溝にはどんどん雨水が流れていきます。上尾市の別の道路でも冠水し、水しぶきが停車していた撮影者の車にかかるほどです。
さいたま市見沼区では、一時およそ3000軒が停電。停電した地域に住む男性は、次のように話します。 自宅が停電した男性「午後6時半から、ずっとこんな感じ。まだ、復旧のめどが立っていない感じです」 19日夜、埼玉、栃木、群馬では一時、合わせて4万軒近くが停電しました。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年8月20日放送分より)
テレ朝天気
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