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車がバスと衝突し、子ども2人が死亡した事故。2人にチャイルドシートは装着されていませんでした。

■バスと正面衝突 後部座席の姉妹死亡

18日午前11時すぎ、福岡市内の国道で路線バスと軽自動車が正面衝突しました。 救助にあたった人
「クラクションが鳴ってすぐ音がした、ドーンと」 現場の国道は片側一車線です。
バスにとっては、ゆるい右カーブになる形で現場にさしかかり、軽自動車はバスの対向車線を走っていました。

なぜ、正面衝突が起きたのでしょうか?
事故の瞬間を捉えた防犯カメラの映像を入手しました。

衝突の衝撃で道路端に

衝突直前、軽自動車は中央線を越えているように見えます。
衝突後、衝撃で道路端に飛ばされています。
バスの運転手は「軽自動車が中央線を越えてきた」と話しているといいます。

この事故でバスに乗っていた3人が搬送されています。また、軽自動車を運転していた32歳の母親が足にけが、後部座席には娘2人が乗っていました。

救助にあたった男性は…

救助にあたった人
「2人ともシートベルトをしていたから大丈夫かなと思ったが、呼びかけても返事がなかった。すぐに心臓マッサージを始めて。全然、外傷もなかったから、助かるかなと思ってずっと呼びかけながらしていたんですけど」

7歳の姉と5歳の妹が死亡しました。

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■チャイルドシート“未装着” JAFが検証

その後の取材で、軽自動車にはチャイルドシートやジュニアシートがついていなかったことが新たに分かりました。

チャイルドシートは6歳未満の子どもに義務付けられています。また、6歳以上の子どもにJAFはジュニアシートを推奨しています。

ジュニアシートの効果を調べる実験映像です。

衝突の瞬間

青い服のダミーはジュニアシートに座り、オレンジの服のダミーは通常の座席に座っています。衝突の瞬間…

通常座席のみの場合、シートベルトの位置がずれ、首や腹部に大きな負担がかかることに。 一方、ジュニアシートを使用すると、シートベルトが正しく鎖骨と骨盤にかかり、衝撃を受け止めることができます。

JAFは「子どもの身長が約140センチになるまでは、必ずジュニアシートをしてほしい」としています。

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