台風7号の接近に伴って東海道新幹線は8月16日、東京ー名古屋間で終日運転を見合わせたため、お盆の旅行客らのほか、イベントにも影響が出ました。

 16日朝、名古屋駅前には東京行きの高速バスを待つ人たちで長い行列が出来ていました。新幹線が東京−名古屋間で運転を見合わせているため、バスに切り替えたといいます。

名古屋から神奈川へ向かう男性:
「もともと新幹線で行く予定だったんですけど、止まっちゃったので。(予約したのは)昨日ですね。残り1つだったので、何とか」

三重から横浜へ向かう親子:
「高速バスだと7時間ぐらいかかるんですよね」
「景色とかをいろいろ見られるっていうのが楽しみです。新幹線は速すぎて景色が分かりません」

 関東地方に台風7号が接近している影響で、東海道新幹線は16日、東京−名古屋間は終日運転見合わせとなりました。名古屋−新大阪間も、上下線ともに1時間に「こだま」2本程度と大幅に本数を減らして運転しています。

 計画運休が発表されたのは14日夕方です。「名古屋マリオットアソシアホテル」では、普段の3倍のキャンセルが相次ぎました。大打撃かと思いきや、外国人観光客の飛び込みの予約が増えたことで、キャンセル分を取り戻すことができたということです。

名古屋マリオットアソシアホテルの担当者:
「外国人ゲストの宿泊が比較的増えたようなイメージです。日本人は家から出なければいいと思うんですけど、外国人は日本に来ちゃっているので。じゃあ代わりに名古屋に行こうみたいなかたちで」

 名古屋で開かれるイベントにも影響がありました。

 御園座で行われる吉本新喜劇の公演では、お笑いライブに出演予定だったヘンダーソン、ZAZY、エルフが新幹線運転見合わせの影響で出演できず、大平サブロー、大木こだまひびき、モンスターエンジンが代役となりました。

客:
「エルフに会いたくて楽しみにしていたから寂しい。残念、また名古屋に来てほしい」

別の客:
「娘がZAZYが好きなので、すごく残念なんですけど。まあ仕方がないよね。代わりに出る人も、それはそれで楽しいかなと思うので」

 バンテリンドームでは16日午後6時から、中日ドラゴンズと阪神タイガースが対戦予定です。関西からやってきた阪神ファンもいました。

大阪から名古屋に来た阪神ファン:
「今日来られるか分からなかったので、きのう仕事が終わってから前乗りしました」

兵庫から名古屋に来た阪神ファン:
「近鉄特急・ひのとりで来ました。駅に止まる度に隣の人が入れ替わったり、常に満席の状態でした」

京都から名古屋に来た阪神ファン2人:
「新幹線で来る予定だったんですけど、米原まで新快速に乗って、そこからしらさぎで」
「ニュースでこだましかないと見て、これはヤバイと思って。何としてでも来たいと思いました」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。