今崎幸彦氏

　第21代最高裁長官に16日付で就任した今崎幸彦氏（66）が最高裁で記者会見し、「大きな責任に身の引き締まる思いだ。時代のニーズに適切に対応できるよう裁判所を挙げて取り組む」と抱負を語った。

　今崎氏は兵庫県出身で京大卒。1983年に判事補に任官した。刑事裁判のほか最高裁事務総局での勤務経験が豊富で、裁判員制度の導入に関わるなど司法行政に精通している。水戸地裁所長、最高裁事務総長、東京高裁長官などを経て、2022年6月から最高裁判事を務めた。

　最高裁では、旧優生保護法を「違憲」として国に賠償を命じた今年7月の大法廷判決などに関わった。

親任式で天皇陛下から任命される最高裁の今崎幸彦長官。奥左は岸田首相＝16日午後、宮殿・松の間（代表撮影）

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。