台風7号の接近に伴う16日の新幹線や飛行機の運休、欠航の計画はお盆休み終盤を直撃し、新幹線各駅では15日、急きょ予定を前倒しして移動しようとする帰省客らが窓口に長い列を作った。
東京駅の東海道新幹線の改札内は、大きな荷物を持った帰省客らで混雑。16日の運転取りやめを知らせる電光掲示板を不安そうに見つめる人もいた。
千葉市緑区の西依有希さん(57)は、法事のため16日羽田発の飛行機で山口県に帰省する予定だったが、新幹線に変更。「飛行機も飛ばないし、姉は来られなくなってしまった。久しぶりにみんなで集まりたかったが残念だ」と話した。
新大阪駅では、窓口近くの電光掲示板に東京方面へ向かう新幹線が満席であることを示す「×」印が並んだ。
千葉県内で実施される音楽イベントに行くため、16日に移動予定だったという神戸市中央区の大学1年中本光香さん(19)は、15日の朝早くから窓口に並び、何とか空席がある新幹線を予約し直した。「満席が多く変更するのに苦労した」と、疲れた表情だった。
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