強い台風7号はさらに発達して、16日は非常に強い勢力で関東に接近する恐れがあります。

16日の台風接近に備えて対応に追われている、千葉・南房総市の道の駅から、広瀬修一キャスターが中継でお伝えします。

南房総市の「道の駅ちくら」は、もともと風が強い場所ですが、奥ののぼりなどははためいているものの、その奥の木々を見ると、大きく揺れているようなことはまだありません。

ただ、道の駅の駅長に話を聞くと、はっきり台風が近づいてきていることがわかるのが、海の白波。台風が来ている時のみ、この白波が上がるということです。

岩場が続いていますが、奥のほうを見てみると、波が岩場に当たって時折、勢いよくしぶきを上げています。

奥の風景を見ると見通しが悪く、かすんでいるように見えます。

駅長に話を聞くと、潮が舞ってこういう状況になるといい、普段は視界は非常にクリアで、この景色自体も台風が近づいている証しだということです。

波は岸壁を乗り越えて、奥にある船のモニュメントまでしぶきがかかるということです。

15日は多少の観光客はいるものの、お盆にしては少ないといいます。

潮は道の駅のベンチの方まで到達し、周辺は水浸しになるということで、必然的にベンチの周辺は人が近づけない状況になっていくということです。

道の駅は、営業するかどうかは16日の朝に判断するというものの、漁がなくて入荷が滞るということに加えて、この辺りが潮だらけになるということは、近くの道路も潮だらけになって通行止めになる場所が非常に多く、観光客や従業員も道の駅に来ることが困難になるケースもあり、すでに店を休むことを決めている店舗もあります。

この道の駅には風鈴が飾られており多くの方が楽しんでいますが、割れやすく壊れやすいもののため、他の飛びやすいものも含めて、普段よりも早く片づけるという対策をしていました。

また、近くの海水浴場では予定よりも4日早く、木造の海の家を撤去・解体する動きもありました。

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