このうち東京 千代田区の日本武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、戦争で亡くなった人の遺族など、およそ4300人が参列する予定です。
追悼式では、正午に全員で黙とうをささげたあと、天皇陛下がおことばを述べられます。
そして参列者が式壇に菊の花を手向けて、およそ310万人の戦没者を追悼します。
厚生労働省によりますと、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大以降、最も多くの遺族が参加し、5年ぶりにすべての都道府県から遺族が参列する予定です。
一方で、遺族の高齢化が進み、参列を予定している遺族のうち、およそ75%は70歳以上となっています。
このうち最年長の97歳の男性は、26歳で戦病死した兄を追悼するため北海道から参列します。
一方、戦争を直接知る世代が少なくなる中、その記憶を受け継ごうと、全国から18歳未満の若い世代の遺族も、合わせて64人が式典に参列する予定です。
式典の様子は、YouTubeでも同時配信されます。
8月15日は、このほかにも遺族の団体や自治体が式典を開くなど、戦没者を悼み、平和を祈る集会や催しが全国各地で開かれます。
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