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 関東の住宅街でサギが大量に発生し、住民は悪臭や騒音の被害に悩まされています。

■フンの臭いで「息を止めながら…」

カメラマン
「ジャングルかと思う」  想像を超えるサギの大群。住み続けたい街ランキング2023(千葉県版)で1位を獲得している印西市で大量発生しています。

 サギが住み着いているのは住宅地に隣接したエリアです。近隣住民はこのように話します。

近隣住民
「ウンチ、困るよね」

 サギが止まっている木の下を見てみると、大量のフンで葉が白く染まっています。

近隣住民
「(Q.いつもこう?)この1年くらいひどい」
「(Q.生活への影響は?)うるさい。あと臭い」
「多分フンの匂いだと思うんですけど、結構橋の下のところに(フンが)ポタポタと白いのが落ちている。においがとにかく(きつい)。息を止めながら橋を渡っている」  この驚きの光景を前に、カメラを向ける人もいました。 隣駅から見に来た人
「これは撮りますよね。市街地でこんなに(サギは)見たことないです」

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■網戸は「毎日掃除」 騒音も

■網戸は「毎日掃除」 騒音も

 大きいもので体長90センチ、羽を広げると1.5メートル以上にもなるサギ。長い首を伸ばし、羽をバタバタと動かしています。

 橋から見えるマンションのそばに行ってみると、生ごみのような臭いがします。

 地面には、至るところに小さな羽が散乱しています。

 マンションが建っている側から木をよく見てみると、サギが巣を作っています。人が住むすぐそばに生息しているのです。

 15年ほど近くに住む人は次のように話します。

住人
「サギは去年かおととしから一気に増えたんです」

 5年ほど前、住人の夫が池をモチーフに描いた絵を見せてもらうと…。


「(Q.サギは2羽しかいない?)(5年前)大量にはいなかったんですよ」  ところが、去年末の絵には、サギが大群で描かれていました。 近隣住民
「サギもポツポツいるうちは可愛い。本当に綺麗なんです。そのうち、ものすごい数で飽き飽きしました。網戸は(羽が付くので)毎日掃除する」
「(Q.一番困っていることは?)うるさい音。夜も本当にすごい鳴き声です。ザワザワ一晩中」

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■根本的な対策は?

■根本的な対策は?

 この周辺では、去年から鳥被害の対策として、池の南方面の木の伐採を始めました。すると、北方面の木々にサギが集まってきてしまったといいます。 池周辺の家を内見に訪れた人
「鳥の声がうるさいです」
「(Q.これから住むとなると、どう?)よく考える」

 野鳥の専門家は次のように話します。

日本野鳥の会 奴賀俊光氏
「今は繁殖期なので、子育てをしている。ヒナがきっと鳴いてるんでしょうね」

 秋ごろになるとサギはこの場所から羽ばたいていきますが、来年以降サギたちが来ないような根本的な対策を考えなければ解決には至りません。

奴賀氏
「人が野鳥たちの環境を壊して、他に行き場がなくなって、残ったところに来てしまう。いたちごっこになってしまうんです。できれば鳥用の場所を用意して、そこ(鳥用の場所)に行ってもらう。誘致するとか、そういう方法もあるのかなと」

(「グッド!モーニング」2024年8月14日放送分より)

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