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 12日午前、岩手県大船渡市付近に台風5号が上陸し、夜にかけて東北を横断する見込み。東北地方は、過去に経験したことがない記録的な大雨に厳重な警戒が必要だ。

■雨、暴風の影響が長引く恐れ

 12日午前8時半ごろ、台風5号が岩手県大船渡市付近に上陸した。

 今月8日、小笠原諸島の父島近海で発生した台風5号。

気象庁の会見(10日)
「この台風5号の接近・通過において気象庁としては大雨暴風に対して高い危機感を持っています」  当初、台風5号は太平洋上を北上していくとみられていたが、その後、西寄りに進路を変え東北に接近・上陸し、本州を横断して日本海へ抜ける予想となっている。

 このような進路をとった台風は過去に2回しかない。

 これは8年前、統計史上初めて太平洋側から東北地方へと上陸した台風10号の様子だ。  岩手県では川が氾濫し、高齢者施設の入所者9人など20人以上の死者を出した。この時、およそ300ミリの大雨となっていたが、今回の台風はそれ以上の雨が降る恐れがあるという。 気象庁の会見
「多い所では400ミリ前後の雨になる可能性があるとみています」  台風5号の移動速度は時速10〜20キロ程度。自転車並みに遅いため、雨や暴風の影響が長引く恐れがある。

 お盆シーズン、交通機関の影響を懸念する声も上がった。

仙台に帰省する家族
「月曜日に行く予定ではあったんですけど『台風が来る前に早め早めで動いて』とばぁばから言われてね」 福島に帰省する家族
「湖行きたかったよね。湖に行こうと思ってたんですけど、たぶん行けないと思うのでおうちでゆっくり…」  JR東日本によると、台風の影響で山形新幹線や秋田新幹線で運休や遅れが出ているという。  また空の便も、東北地方を発着する便を中心に欠航が相次いでいる。 テレ朝天気

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月12日放送分より)

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