大阪府警の女性警察官が、職場の飲み会で指をくわえられたとして上司の男性警察官と大阪府に計220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(大森直哉裁判長)は9日「冗談のつもりであったとしても、客観的にはセクハラ行為に該当する」とし、男性に16万5千円、府に5万5千円の支払いを命じた。  判決によると、2人は府警通信指令室に勤務していた2020年3月、大阪市北区の飲食店に同僚数人で訪れ、男性が女性の人さし指を口にくわえた。また同年6月ごろの勤務時間中、男性が別の同僚とどこへ飲みに行くか話していた際「梅田に行ったら指くわえてしまうからな」といった趣旨の発言をした。


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