8日午後に宮崎県で最大震度6弱を観測した地震で、総務省消防庁は9日、鹿児島県内で家屋が全壊するなどの被害が3棟確認されたと発表した。
政府は8日夜、関係省庁による対策会議を開き、負傷者が12人出たことを明らかにした。総務省消防庁によると、宮崎県内では1人が避難中に意識不明になって救急搬送されたとの情報がある。
9日午前8時半時点で、地震に伴う避難指示の対象は鹿児島県が42世帯50人。高知県の2万9760世帯5万9844人に高齢者等避難が出ている。
同庁は8日、気象庁が南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表したことを受け、南海トラフ地震の防災対策推進地域に指定されている29都府県707市町村に対し、避難態勢の準備などを住民に呼びかけるよう求める通知を出した。
【関連記事】
- ・南海トラフ地震、警戒の休暇入り 東海道新幹線は徐行
- ・激しい揺れ「近年ない」 宮崎で震度6弱、避難所開設も
- ・南海トラフ「巨大地震注意」 宮崎震度6弱で初の臨時情報
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。