中央防災会議の有識者会合が2018年にまとめた報告書によると、南海トラフ沿いでマグニチュード(M)7級の地震が発生する「一部割れ」ケースは、過去100年で7事例が確認されている。いずれも後発地震はなかったが、政府は警戒度を上げて日常生活を継続するよう求めている。
内閣府によると、世界的に見てもM7以上の地震後、1週間以内にM8級の揺れが起きたのは数百回に1回程度という。巨大地震が起きる可能性が高いとは言えないが、対象地域の住民は新たな地震発生を警戒し、家具の固定など日頃の備えを再確認することが重要だ。
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