東京女子医科大学では、同窓会組織「至誠会」をめぐり、不正な経理処理があったとして警視庁の捜索を受けたほか、会への寄付額が人事評価や推薦入試の過程で考慮されていたことなどが明らかになっています。
大学が設置した第三者委員会が8月2日、岩本絹子理事長の「一強」体制によって理事会も機能不全に陥っていたとして、抜本的な改革が必要だとする報告書を公表しました。
これを受けて、5日、大学で教職員を対象にした説明会が非公開で開かれました。
関係者によりますと、説明会には、岩本理事長や理事たちが出席し、岩本理事長は一連の混乱を謝罪した一方、早期の辞任は明言せず、文部科学省の指導を受けながら今後の対応を検討していくと説明したということです。
これに対して理事たちは辞任する意向を示した上で、岩本理事長に直ちに辞任するよう迫る意見が相次いだということです。
大学は6日、幹部が文部科学省を訪れ、第三者委員会の報告書について説明することにしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。