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■8月4日は統計史上最多の猛暑日

きのう(4日)は35℃以上の猛暑日地点が統計史上はじめて300を超えるなど西日本を中心に記録的な猛暑になりました。きょう(5日)も西日本から東海を中心に35℃以上が続出して、熱中症に警戒が必要です。

【予想最高気温】
38℃ 山口、久留米(福岡)、人吉(熊本)
37℃ 大阪、名古屋、岐阜、熊本、日田(大分)、鹿児島など
36℃ 甲府、京都、岡山、高松、福岡、大分など

この連日の猛暑ですが、いったん出口が見えてきています。7日・水曜日頃からは太平洋高気圧が弱まってくるためです。猛暑日地点数は100未満となる予想で、酷暑に耐えてきた体にとっては、だいぶしのぎやすく感じられそうです。※30℃以上はあるので油断は禁物です。水分補給などの最低限の対策は欠かせません。

ただ、嬉しいことばかりではありません。太平洋高気圧が弱まるということはゲリラ雷雨が発生しやすくなるということでもあります。高気圧は下降流となるため、上昇気流である積乱雲の発達を抑える効果があります。高気圧が弱まると上昇気流の抑えが効かずに雲が発達しやすくなるのです。

■今週はゲリラ雷雨警戒週間

発雷確率をみると、西日本から東北にかけて毎日高い状態になっています。午前中は晴れていても、午後は激しい雷雨という毎日になりそうです。週間予報に雨マークが出ている日はもちろん、晴れマークの日でも天気が急変する可能性が高いので空模様の変化にご注意ください。

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■雷から身を守るには

夏休みでアウトドアのレジャーを楽しむ機会も多い時期です。外で雷に遭遇したらどうしたら良いでしょうか。

ゲリラ雷雨には前兆があります。黒い雲が近づいてきたり、ゴロゴロと雷鳴が聞こえてきたら雷雲が近づいているサイン。早めに避難をするようにしましょう。

●木の下はNG
雷雨の時は激しい雨も降ってくる木の下に雨宿りをしがちですが、非常に危険な行為です。雷が木に落ちて自分の体に直撃する恐れがあるためです。

●鉄骨の建物へ 無ければ車の中へ
雷雨の時は、できるだけ早く建物の中に避難してください。できれば鉄骨の建物が安全です。キャンプなどで頑丈な建物が無い場合は、車の中に避難をするようにしてください。車に雷が落ちても、ボディ表面からタイヤを伝って地面に電流が抜けていくためです。ただ、車内にいてもドアノブなどの金属部分には触れないように注意をしてください。 ・猛暑日地点数 統計史上初の300地点超え・100年以上“猛暑日知らずの街”今年も「エアコンは使っていない」移住の相談は約2倍 さらに、夏でもサウナが味わえる“涼しい街”も・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し・日本人に初「むち打ち刑」20回 強姦罪で判決 シンガポール…禁錮17年6カ月に加え・“30秒で出来る”熱中症対策の新常識! 家で簡単に「アイススラリー」の作り方

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