催しには、広島市内の小中学生とその保護者、およそ100人が参加しました。
参加者たちは原爆で損傷したあとに修理され今も現役で走り続けている「被爆電車」に原爆ドーム前で乗り込み、中学3年生の時に爆心地からおよそ1キロの地点で被爆した増岡清七さん(93)の証言を聞きました。
増岡さんは「突然明るく鋭い光が目に飛び込んできて、気が付くと辺りは真っ暗になっていました。左半身に大やけどを負い、死にたくないと心の中で叫びながら必死で逃げました」と当時の状況を語りました。
そして、子どもたちに「たくさんの命を奪う核兵器は恐ろしいものです。一人一人の人間の命はかけがえのないものなので、自分とまわりの人を大切にして生きてください」と訴えかけました。
参加した4年生の児童は「二度と戦争をしてはいけないと思いました。自分とまわりの人の命を大事にしていきたいです」と話していました。
また、50代の保護者は、「きょう聞いた話を家に帰って家族で話し合い、平和について考えたいです」と話していました。
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