秋田市で始まった「竿灯まつり」。黄金色の竿灯が、街を照らした=3日夕

 多数のちょうちんが付いた巨大な竹ざおを高く持ち上げる国の重要無形民俗文化財「竿灯まつり」が3日、秋田市で始まった。五穀豊穣を祈ることから「金の稲穂」とも呼ばれるさおは最大で約12メートル。今年は263本が空に伸びて、6日までの期間中、目抜き通りをだいだい色に照らす。  町内会や学校など69団体が参加して竹ざおを持ち上げる技を披露。大きさはさまざまで、12メートルだとちょうちんが46個付いて重さ50キロにもなる。  「ドッコイショ」のかけ声に合わせて肩や腰に乗せる大技が出ると、沿道から歓声がわいた。重さに耐えられず倒れそうになると「頑張れ、頑張れ」と声援が飛んだ。


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