第2次世界大戦で旧日本軍部隊がほぼ全滅した北太平洋アッツ島の遺骨収集に向け、厚生労働省が19~23日の日程で現地調査をする。管轄する米国に調査船を出してもらい、島内の道路状況を確認したり、遺骨のある場所の特定を進めたりして、約70年ぶりとなる収集へ道筋を付ける。
厚労省によると、部隊約2600人が亡くなった1943年5月の激戦は、大本営が「玉砕」という言葉を初めて使ったことでも知られる。53年に遺骨約320柱を収容して以降、2007、08年に現地調査したが、収集には至っていない。
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