遠州鉄道によりますと、40代の男性運転手は7月22日、浜松市内を走る路線バスで、小学校低学年の児童がバスを降りようとした際に、ICカードの残高が足りなかったことから児童のあごを触って「こっちを向いて」と強い口調で言ったうえで、威圧的な態度で謝罪と保護者への報告を求めたということです。

児童はバスを降りた後、乗り継ぎを諦めて猛暑の中、2時間ほどかけて歩いて帰宅したということです。

保護者からの連絡で発覚し、会社の聞き取りに対し運転手は「料金を支払うべきだという気持ちが先に出てしまった」と話し、反省しているということです。

会社のマニュアルでは残高が足りなかった場合、目的地まで客を乗せたうえで、次回の乗車の際に足りなかった分の支払いを求めることになっています。

会社は、運転手がマニュアルに反したとして当面、乗務から外す対応をとりました。

遠州鉄道は「子どもにつらい思いをさせてしまい申し訳ありません。適切に対応ができるよう運転手の指導を徹底していく」とコメントしています。

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