「高いバナナ」と「安いバナナ」は、何が違うのでしょうか?甘さでも、産地でもない、バナナの値段の秘密を教えてもらいました。
■バナナは…「育った環境で値段が変わる」
ヨーグルトやシリアルとの相性抜群。朝の食事だけでなくデザートでも楽しめる、甘くておいしいバナナですが、スーパーなどでは100円程度のお手軽なものから、倍以上する値の張るものまでありますよね。高いバナナと安いバナナ。その値段の違いは、何だか知っていますか?
街の人(50代)「有機栽培とか?産地が限定されてるものとか?あとは糖度ですかね」 街の人(20代)
「輸入品か国産品かですか?」 バナナの値段の違いは、何なのか?甘さ?それとも品種? そこでバナナの生産・販売大手ドールのバナナ部で働く住谷さんに聞きました。 ドール生鮮第一本部 バナナ部 住谷さん
「バナナは育った環境で値段が変わります」
環境って、どういうこと?
甘さの違いでも、品種の違いでもない、そこには明確な決まりがありました。
街の人(40代)「そうなんですか!?」
高いバナナと安いバナナの違いは何?バナナのプロが教えてくれました。
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■高地栽培…値段の高いバナナの味は?■高地栽培…値段の高いバナナの味は?
住谷さん「値段が高いバナナは、標高が高い場所で育ったバナナです」
高いバナナと安いバナナの値段の違いは、「産地の標高の違い」だったのです。一体、どういうことなのでしょうか?
住谷さん「高地栽培の場合、低地栽培よりも長く栽培する日数がかかるので、その分、コストがかかるというのが(値段が高い)理由」 ドールでは標高500メートル以上を高地栽培の高いバナナ、標高250メートル以下を低地栽培の安いバナナとしています。 安いバナナが10カ月ほどで出荷できるのに対し、高いバナナは1年3カ月ほどかかるそうです。
栽培期間が長いため肥料や人件費などコストもかかり、より値段が高くなるのです。
街の人(50代)「そうなんですね!それは知らなかったです」 街の人(40代)
「そうなんですか!良いこと聞きました。そこなんだっていう驚きがありますね。もっと違う温室で育ったバナナとか、分かりやすいのとか思ってて。意外にも標高っていうのは、非常にえっ!そうなんだみたいな」 気になる高地栽培の値段の高いバナナの味は…? 住谷さん
「低地よりは糖度が高めになるので、より甘みを感じやすい。デンプンが多い分、もっちりした食感になります」 ちなみに、低地栽培のいわゆる安いバナナは高地栽培よりもさっぱりした味のため、スポーツの後の栄養補給などにも食べやすく、おすすめだそうです。 この記事の写真を見る
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