先月31日午後1時半ごろ、川口市の76歳の男性の家に上下黒のスーツを着た男が訪れました。
男は実在する警察署の警察官を名乗り、警察手帳のようなものを示して「あなたの家に偽札がたくさんあるという情報があって調べに来た」「偽札を提出しなければ、あなたを逮捕しなければならない」と話したということです。
男性は本物の警察官と思い込み、自宅で保管していた現金の大半にあたる3300万円をその場で渡しました。
男は現金を受け取ると、その場を立ち去ったということです。
現場付近で「不審者がいる」と110番通報があり、警察が被害者の男性に話を聞いたことなどから事件が発覚しました。
先月3日に新しい紙幣が発行されたことを受け、「旧紙幣が使えなくなる」などと言って現金をだまし取られる被害が増えているということで、警察は注意を呼び掛けています。
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